
2021年11月8日、中央市長 田中久雄様と輿石理事長との対談が行われました。2022年度の(一社)甲府青年会議所としての活動方針の説明の他、主に各種団体の人員減少についてや、青少年に対する活動などについて話が出ました。
以下、対談の内容です。
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輿石理事長 : (一社)甲府青年会議所も2021年に70周年を迎え、2022年は71年目となります。コロナも収束してきていますが、まだまだ気を使いながらの活動が続きます。会員の成長だけでなく、三市一町、中央市、甲府市、甲斐市、昭和町という地域に対してしっかりと活動して効果を波及していきたいと考えておりますので、2022年度もご協力をお願いいたします。
2022年はこれまで会員で行っていたまちづくりの活動を、地域の方々にもご参加いただき、我々会員と一緒に体験をしていただくことで、愛郷心や地域への帰属意識を高められるような活動を行なっていきたいと考えております。
田中市長 : 行政でもまちづくりに対する活動を行なっておりますが、きっかけづくりまではできても、中々その先に継続する活動につながっていないという問題があります。
輿石理事長 : 青年会議所の活動も単年度制であり、一年間でメンバーとその役職が入れ替わります。実施する事業も毎年変わっていくため、青年会議所でも事業の継続というのは課題の一つであります。そのような中でも、親子ふれあい写生大会や、身体障害者の方による山の都ふれあいコンサートなどの長年継続している事業もあります。どちらも40年以上継続している事業となります。
中央市で行うまちづくりなどの活動に対しても、積極的に関わらせていただきたいと思いますので、お声掛けいただければと思います。
田中市長 : ぜひ、いろいろご協力いただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
(一社)甲府青年会議所のシニアクラブ会長の名執さんが子供たちをメインターゲットにしたまちづくり実習塾というのをやっています。地域の子供たちが、田植えや稲刈り、川の生態系調査などを学ぶ機会を作ってくれています。子供たちの教育にも大変良いことなので、継続していってほしいですし、それらを引き継ぐ団体などが出てきてくれるとうれしいです。
輿石理事長 : 2021年は(一社)甲府青年会議所の70周年ということもあり、式典に向けた活動が多くなっていますが、2022年は積極的に地域の活動にも関わらせていただきたいと思います。
田中市長 : 70周年の式典にて、会員の減少が課題で、会員の拡大にも力を入れているということをお聞きしました。
輿石理事長 :その通りです。別の団体でも会員の減少が問題になっているとよく耳にします。青年会議所でも以前は会社の経営者や個人事業主の方が多かったですが、今はサラリーマンの方など幅広いメンバーが在籍しています。
田中市長 : 私たちも色々な団体を抱えていますが、人員の確保には苦労しています。
輿石理事長 : 新型コロナウイルスの感染拡大で活動が制限されていますが、活動に参加すれば学べることが必ずありますので、会員の活動への参加にも尽力していきたいと思います。
田中市長 : 中央市の企業の経営者にも(一社)甲府青年会議所の歴代理事長をやられている方が多くいますよね。
輿石理事長 : 2020年の理事長も含め、中央市で活躍する歴代理事長はたくさんおります。また、現役会員にも中央市で働いている人も多いです。ところで、中部横断自動車道が開通しましたが、中央市として期待している点を教えてください。
田中市長 : 中央市は立地的に、新山梨環状線を経由して、直ぐに中部横断道にアクセスできるため、メリットが大きいと考えています。現在、大規模な物流センターも建築しており、交通の利便性の向上に起因する効果に期待しています。また、リニア中央新幹線の駅も甲府市と中央市の境界付近にできます。好立地を活かし、山梨大学医学部付属病院も近くにあるので医療系の研究所や企業を誘致していきたいと考えています。
輿石理事長 : そうなれば、人口増加に期待できますね。
田中市長 : そうですね。人口の増加には働く場所の確保が不可欠ですので、企業誘致は積極的に行なっていきたいと思います。
毎年、夏休みになると小中学生との対談を3,4日かけて行っています。そこで必ず「大学に行って県外に出ても、必ず生まれたこの中央市に戻ってきてほしい」と、伝えています。その受け皿としても、働く場所の確保は不可欠だと考えています。
輿石理事長 : 私たちも、青少年たちが積極的にまちづくりに参加できるような活動をしていくことで、この地域への帰属意識を持ってもらい、県外に出ても最後に山梨県に戻ってきてくれるきっかけ作りができればよいと考えています。そういった面でも協力させていただける部分が多々あると思いますので、2022年もよろしくお願いいたします。
田中市長 : こちらもよろしくお願いします。
輿石理事長 : また、一月に新年会を行う予定ですので、ぜひご出席をお願いいたします。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
田中市長 : わざわざお越しいただきありがとうございました。

