
2021年11月24日、甲府市長 樋口雄一様と輿石理事長の対談が行われました。
コロナ禍でのこれまでの活動と、アフターコロナの甲府市・県内で行われるイベントへの参画・協力など、どのように(一社)甲府青年会議所として関わっていけるかを考えるきっかけとなる対談となりました。
以下、対談の内容です。
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輿石理事長 : 先日は70周年式典にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。また引き続きご協力いただければと思います。
樋口市長 : 式典では、歴代の理事長さんのお顔が載った冊子を拝見しました。また、シニアクラブの会員の方々も大勢参加されていましたね。
そんな中、名執さん(甲府青年会議所シニアクラブ会長)が「シニアばかり増えていっちもう(いってしまう)…」とおっしゃっておりました。どの組織もそのような傾向にある中、見守ってくれる先輩たちと現役の会員の皆さんがコラボレーションされて、本当に素晴らしい会であったと思っています。
5年ほど前になりますが、中沢雄一さん(一般社団法人甲府青年会議所第66代理事長)と包括連携協定を結ばせていただきました。それまでも様々な連携事業をさせていただきましたが、甲府市関連としては開府500年がありましたから、コロナがなければ、さらにまちを元気にすることができたと思うので少し残念です。そろそろアフターコロナに光が見えてきましたので、2022年度は輿石理事長のもと、未来が大きく拓けますよう、ご一緒させていただければと思っています。
輿石理事長 : ありがとうございます。本当に、2021年度は色々と活動を制限されました。私たちが活動の主としている内容として、青少年の育成とまちづくりがあります。青少年の育成については、色々とやり方を工夫して実施できたのですが、まちづくりの事業に関しましては、お祭りのように多くの人を集めて行うことができない状況でした。
2022年度は71年目ということで、また新たな一歩を踏み出せればと思っています。毎年、甲府市様にご協力いただくことで、我々の事業も成功することができています。地域住民の方々から多くのお声もいただいておりますので、2022年も良い事業を展開したいと思っております。状況を見ながらにはなりますが、2022年度もぜひご協力をいただきたいと思っております。
樋口市長 : 9月には図書館に本を寄贈していただいたり、山の都川柳コンテストや山の都親子ふれあい大会などの事業を開催していただいたり、コロナ禍においても、いつもと同じように事業を行なっていただきました。その際も、オギノリバーシティやイオンモールでの展示など、甲府市だけではなく、甲府盆地全体を対象としていただいておりました。
行政はそれぞれ市町村の枠がありますけれども、市民町民はその枠を超えて活動しますので、私といたしましても他の市長さん、町長さんたちと話をしながら、なるべく効率的に、また楽しくできるよう工夫していきたいと思っています。
輿石理事長 : 我々、(一社)甲府青年会議所の活動といたしましては、今まで自分たちの住み暮らすまちの魅力を地域住民の方々に発信して、理解してもらおうという企画が多かったのです。2022年度については、我々がまちづくりというよりも、この地域に住み暮らす青年世代の方々に関わっていただき、一緒にまちづくりをしていきたいと考えています。今、この地域で暮らす青年世代の方々には、将来、山梨に残っても、県外へ出て行ってしまっても、この地域のためになることをしてもらいたいと考えています。ですから、まちづくりに携わっていただき、愛郷心を感じ育んでいただく事業を展開していきたいと考えています。
今までは、青少年を対象とした未来のリーダーを育成する事業はありましたが、2022年度は青年世代を対象に、後々この地域を引っ張っていただくリーダーとしての心を育んでいただくための事業を行なっていきたいと思っています。
樋口市長 : 夢を追い、やりたいとこを成就させるため、この地域を出ていくことはやはり仕方ありません。でも、いつかは故郷を想っていただいて、この地で活躍していただきたい。
そのためにも、開府500年という機会で信玄公関連の事業もそうですが、愛郷心を醸成し、更に深めていくことが重要です。その部分で共通の目標に向かっていると思いますので、今後もぜひよろしくお願いしたいと思います。
先日、えびす講祭りでバザールが行われた際にも、少し挨拶で触れさせていただいたのですけれども、春夏秋冬でのお祭りをつくりたいという思いがあります。
例えば、四月は信玄公祭りがあります。その後には正ノ木祭り、夏は小江戸祭り、秋にはもともと甲府青年会議所さんがつくってくれた甲府大好き祭りがあります。
冬がちょっと足りなかったのですけれども、武田信虎公が1519年の8月に躑躅ヶ崎の鍬入れを始め、その後入居し、甲斐の国の経営を始めたとされる12月20日を「こうふ開府の日」に設定しました。その日にお祭りをすると、そこからクリスマス、年末年始を経て、3月には、「はっこうマルシェ」があり、1年間をお祭りでつなげることができます。
(一社)甲府青年会議所さんや商工会議所さんと色々とコラボさせていただく中で、かなり地元を愛する行事が増えてきていると思いますので、またコロナが収まり、そんな活動が再開できると考えると楽しみです。
輿石理事長 : やはり、我々会員も2年間くらい活動できていない面もありまして、力が溜まっていると言いますか、私も2022年は地域を盛り上げたい気持ちが凄くありますから、ぜひよろしくお願いいたします。また、1月14日に新年会を開催する予定です。またご案内しますので、ぜひ参加のほどよろしくお願いいたします。
樋口市長 : 新年会では確か、理事長の年頭の所信を発表されるのですよね。
輿石理事長 : はい。毎年、理事長が多くの来賓の方々のまえで、所信表明をしています。2021年は新年会はできませんでしたが、先の70周年式典で、当時理事長の三澤眞人君がすばらしい挨拶をしたこともあり、多少プレッシャーを感じています。
樋口市長 : 確かに、すごく立派な挨拶でしたね。輿石理事長の挨拶も楽しみにしています。



